このサイトで使われる専門用語の解説です。
随時更新していきますが、他にわからない単語があったり、追加リクエストがあればコメントに書いてください。
ご要望に応じて追加していきたいと思います。

用語リスト

クリッピング (Clipping)
ディストーション (Distortion)
シグナル (Signal)
ノイズ (Noise)
シグナル対ノイズ比率 (Signal To Noise Ratio)
インピーダンス (Impedence)
シグナルチェーン (Signal Chain)
モノ、モノラル (Mono)
ステレオ (Stereo)
フィールド (Field)
バランス (Balance)
パン (Pan)
周波数反応 (Frequency Response)
イコライザー、EQ (Equalizer)
フィルター (Filter)

シグナル系の用語

クリッピング (Clipping)

クリッピングとは、シグナルのレベルが受信側が耐えられるよりも高いときに起こる音質劣化です。
クリッピングは、ケーブルや、真空管や、デジタル機器の内部解像度などのリミットを超えると起こります。
クリッピングされた音の波形を見ると、ピークのギザギザがスパっとなくなっています。
媒体によってクリッピングの特徴はそれぞれで、真空管のクリッピングは良いディストーションとされていますが、それ以外のケースは大体好ましくないものです。

ディストーション (Distortion)

直訳すると、変形、なので、音に何かしらの変化があればディストーションと呼ぶことができます。ただし、ギターのディストーションといえばほとんどの場合は、真空管のクリッピングによる歪んだ音を指します。(実際は真空管じゃなくソリッドステートであったりデジタルアンプであったとしてもです)

シグナル (Signal)

ギターのピックアップから、ケーブルを伝ってスピーカーに向かって走る信号のことです。一般的にノイズのことはシグナルと言いません。

ノイズ (Noise)

「ジー」とか「ザー」という感じのランダムな音の信号で、音色や音程がハッキリしていない普通は好ましくない音のことです。

シグナル対ノイズ比率 (Signal To Noise Ratio)

綺麗な信号対ノイズの比率のことで、比率が高ければ高いほど、クリーンなサウンドです。

インピーダンス (Impedence)

(文章考え中)

シグナルチェーン (Signal Chain)

シグナルがギターからスピーカーに達するまでに通過する機器の順番のことです。

モノ、モノラル (Mono)

独立した一つのシグナルです。一般的にギターの信号はモノラルです。

ステレオ (Stereo)

二つの独立した信号が並行に流れる状態です。
家庭用のCDプレイヤーがステレオと呼ばれたりするのは、左右のスピーカーにそれぞれ独立した信号が流れるからです。
ギターでステレオ信号にシチュエーションといえば、大抵の場合はアンプの、fx loopからステレオエフェクトを通して二つのキャビに別々のシグナルを送る時です。それか、ギター本体にピエゾピックアップ等がついていて、二つのアウトプットから出力するときです。

フィールド (Field)

ステレオシグナルの、それぞれのシグナルをフィールドと呼ぶことがあります。右フィールド、左フィールドという感じで使われます。

バランス (Balance)

ステレオシグナルの中で左右の相対的なボリュームのバランスのことを指します。
バランス設定を完全に左に振ると右がミュートされます。

パン (Pan)

シグナルが流れる量の、右対左の比率です。
例えばモノラルのギターシグナルをミキサーに繋げていてパンをセンターにしていれば右フィールドと左フィールドで同じボリュームが流れます。
パンを完全に左に振ると、センターにしているときと全体的なボリュームはかわらないまま、左フィールドのみから音が流れます。機器によっては、ステレオシグナルを左右どちらかにパンすると、左右両方のシグナルを片方に寄せることがあります。
バランスとパンの違いは、バランスは左右フィールドの相対的な音量を調整するのに対して、パンはボリュームを変えずに信号を左右にズラすというとこです。

周波数反応 (Frequency Response)

機器の音域別の反応のことです。
アンプ、キャビ、エフェクターを含めて全ての機器はそれぞれの周波数反応をもっていて、特にスピーカーは特徴がある周波数反応をもっていて、それをグラフにして表すことも多いです。一般的にアンプやエフェクターには、周波数反応を調整できるようにEQ系のつまみが付いています。

イコライザー、EQ (Equalizer)

あるシグナルに対して、特定の音域のレベルを調整することをEQと言います。

フィルター (Filter)

ある特定の音域のみをEQで削ることを指し、それだけに特化したエフェクターもあります。
ちなみに、基本的にアナログのEQは、全体の音量に対して特定の音域だけの音量を削る仕組みになっています。例えEQで高域をブーストさせたとしても、中の仕組みでは、高域以外をフィルターして、全体を上げています。なので、EQもフィルターと呼ばれることがあります。