ここではリアンプをするためのレコーディング方法について説明します。
リアンプが何かわからない方は前回の記事を先にお読みください。

リアンプをするためには、まずギターから直接ドライの音をDAWに録音する必要があります。
でも直接録音するっていっても、実際に歪み系エフェクトをかけた状態での音を聞きながらプレイしないと、演奏のニュアンスがめちゃくちゃになってしまいます。

なので、ドライを録音しつつも、ウェットの音をモニターできる状態を作る必要があります。

PODは色々機種がありますが、リアンプするのであれば、POD HD Proを使用することがもっともお勧めです。
POD HD Proには、「Dry Out」という端子があるからです。

なので、この図のように接続をすればOKです。

ドライギターレコーディング

これで、トラック1と2を同時に録音します。
1はドライ、2はウェットです。
基本的にトラック1はミュートしたまま録音して、トラック2を聴きながら1曲通して満足のいくテイクが取れたら完了です。

POD HD Pro以外の機種には、Dry Outの端子がないため、違う方法を取る必要があります。
ひとつの方法としては、使うトーンプリセットをステレオに分けて、Lがウェット、Rがドライという設定にするというのがあります。
下の図のように、Unbalanced OutのLとRそれぞれからインターフェースのLとRにつなげて、トラックを分けてレコーディングします。

ドライギターレコーディング

また、ドライレコーディングの際はPODは使わず、DAW上でプラグインを使用してウェットをモニターしても大丈夫です。
たとえば、IK Multimedia の Amplitubeなどというソフトを使えば、それなりにいいサウンドでレコーディングが可能です。
管理人はこの方法でドライを録っています。

ドライギターレコーディング

ドライのレコーディングが完了したら、いよいよリアンプの作業に入ります。

POD HDでリアンプをする方法

自分で音作りをするのが面倒になったら、POD HD Manのパッチセットをお試しください。