※ちょうど一年前に書いた記事ですが、多少状況が変わっていたのでいくつか訂正をしました。(2014.05.12)
POD HDには、下記の5つに加えて、HD Pro Xと HD500Xを足した計7種類が用意されています。
ハードウェアの差
HDシリーズはファームウェアのアップデートで中身はいくらでも進化することができます。
しかしハードウェアは同じようにはいきません。
Line6オフィシャルサイトを参考に重要な部分だけまとめました。
(※スマホで見ると何故かHD500とProが表示されないのでPCでご覧下さい)
POD HD | POD HD300 | POD HD400 | POD HD500 /HD500X | POD HD Pro / HD Pro X |
|
---|---|---|---|---|---|
ドライアウト(=リアンプ可能) | × | × | × | × | ○ |
ボーカル用プリアンプとして使用 | × | × | × | × | ○ |
デュアルトーン | ○ | × | × | ○ | ○ |
足で操作する | × | ○ | ○ | ○ | × |
Variax接続 | × | × | × | × | ○ |
XLR出力 | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
エフェクトSEND/RETURN | × | × | ○ | ○ | ○ |
L6 LINK(DT50操作) | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
外部エクスプレッションペダル接続 | ○ | × | ○ | ○ | ○ |
同時に使えるエフェクト数 | 8 | 6 | 6 | 8 | 8 |
最長ループ秒数 | 48 | 24 | 24 | 48 | 48 |
HD300とHD400の大きな落とし穴
HD300とHD400のエフェクトは4つのスロットに分けられていて、各スロットの中では一つしかエフェクトを使えません。
例えば、スロット1には、ディストーション、EQ、スプリングリバーブのエフェクトが割り当てられているので、ディストーションとEQエフェクトを同時に使用できないということになります。
これは音作りをするにあたってかなり大きなマイナスだと感じています。
HDシリーズのEQエフェクトは、X3やXTシリーズの10band EQのように万能系がなく、複数のEQを同時に使用して音作りをしたほうがいい結果が得られます。このサイトで紹介している音作り方法を参考にするのであれば、HD300かHD400以外の機種を選ぶことを強くお勧めします。
すべてのモデルに共通している部分
・USBオーディオインターフェースとして使用可能
・クロマティックチューナー機能
・タップテンポ機能
・プリセット編集ソフトウェア付属
・カスタムトーン対応(=ネットでプリセットをダウンロードできる)
・ベースでも使用可能(ベース用アンプモデルは一つだけ)
各モデルにおいて曖昧な部分
アンプモデル、エフェクト数
これは、ファームウェアのアップデートとともに増えていきます。
現状HD,HD500,HD Proのみファームウェアのアップデートが公開されていて、タイミングはバラバラのようです。
これによってモデルごとに使えるアンプモデルやエフェクトの数が変動しますので、
「どの機種が一番多いか」を断言できません。
音質
組み込まれているDSPは基本的に同でパワーの負担の上限を除いて、全く同じプリセットで音を鳴らした場合、音質に違いはありません。
HD300とHD400では同時に使用できるエフェクト数が他のモデルに比べて少なかったりと、デジタル処理の負担の上限が低いようです。
POD HD Pro高くなってますね