POD HD内の全てのキャビを一つ一つ時間を掛けて試して、それぞれEQをして自分なりのベストな音を作った結果、Highwayが最も本物のスピーカーに似ているなという感想です。

fane

Hiwayは、Fane 12287というあまり知られていないスピーカーを元にモデリングされていますが、このキャビを使って定番のCelestion Vintage 30や、Celestion Greenbackのスピーカーに似ている音が作れます。それも、下手すればTread V-30やXXL V-30やGreenbacksモデルを使うよりも似せることができます。

celestion

私は最初は、Line6が付けたキャビモデルの名前を信じて、Tread V-30とGreenbackをメインに使っていたのですが、徹底的に比較をしてからは、ほぼ全てのパッチでHiwayを使うようになりました。

Hiwayの特徴の一つとして、とにかく変なところの中域が強く、そのままだとメタルには向いていません。
なので、Parametric EQ を使って、frequency 47%, Q 50%, gain 35-40% という設定にしてバランスを整えるとグッドです。

あとは、ほんの少し低音も弱いかもしれませんので、アンプのEQかEQエフェクトでお好みのレベルまであげていいと思います。

DEPの設定は、全体的に低めで25%前後にしてクリアで乾いた音して、Thumpをブーストさせてパンチを出すのがオススメです。

このキャビがPODの中で一番良いとは思いますが、まだ完璧だとは言えません。Tread V-30ほどクリアではないのに、それでもHiwayの方が好ましく思うのは、全音域に渡ってトーンが安定しているからです。

ぜひ皆さんも比較をしてみてください。

自分で音作りをするのが面倒になったら、POD HD Manのパッチセットをお試しください。