まずPOD HD500, HD400, HD300の代わりとなる機材の定義として、
・フロアペダルボードであること
・マルチエフェクター兼アンプシミュレーター(複数アンプ搭載)であること

とします。
2番目はつまり、PAシステムに直接つないでも意図した音で鳴るという意味です。
BOSSのマルチエフェクター等は一つしかアンプシミュレーターがついてないので対象外としました。

Vox Tonelabシリーズ

VOXはもともとクリーンサウンドの王様みたいなものでしたが、数年前から小さいデジタルコンボアンプを作りだしてからどんどんデジタルアンプモデリングに力を入れてきて、今ではハイゲインサウンドも含めていろんなハイクオリティーな音色を出せる機種をたくさん世に出しています。でも音の柔軟性で言うとまだLINE6には及ばず…っていう感じです。ただし、価格は安いです。

Zoom Gシリーズ

Zoomは日本のメーカーで、世界にも認められている製品をいくつも出していて、しかも価格がびっくりするほど安いです。
このGシリーズも例外ではなく、アンプモデルもいい感じにリアルな音を出しています。本体のデザインもよくて、使い安そうです。
今後も注目すべきメーカーだと思います。

G9 2ttモデルにはZペダルという上下だけじゃなくて右にもずらせる変なエクスプレッションペダルが導入されています。
まだどう使いこなせばいいのか謎な部分は多いですが、新しいパフォーマンスの可能性を秘めています。
この動画の後半をご覧ください。

Digitech RPシリーズ

デザインがダサい!これは個人の趣味によるので一概には言えないことですが、えっこれかっこいいですか?
子供のおもちゃみたいでディスプレイも計算機程度の表示しかできないんですよ。
いやすみません、デザインなんてどうでもいいですよね。重要なのは音です、音。
音はというと、クリーン系は悪くはないと思います。が、やはりDigitech独特の薄っぺらさが際立っていると思います。
特にディストーション系の音が雑で、音の軸が完全に消えてしまうんですよね。個人的に全くダメです。

Digitech iPB-10

ipadを持っていればこんなのもあるみたいです。
逆に使いずらいような気が…笑

Digitech iPB-10

Digitech iPB-10
価格:58,800円(税込、送料込)

Fender Mustang Floor

非常に知名度は低い機種だと思います。ほとんど告知もされてないんじゃないでしょうか。
フェンダーアンプのクリーントーンやクランチトーンのファンはたくさんいると思います。
それと本物番アンプシミュ+マルチエフェクターということで、ピッキングのニュアンスとかは本当にフェンダーアンプと似ているんだと思います。音を聴いただけだとわからない違いですね。
ただ、ハイゲインのサウンドは全然ダメですね。10年くらい前のDigitech製品みたいな音がします。
ハイゲイン使わないって方は候補にしてもいいかもしれません。
Fender FUSEというPCソフトをインストールするとPC上で音を編集できるようになりますが、これもまたLINE6等の他メーカーに比べると洗練されていないデザインで使い勝手がわるそうなイメージです。

おまけ

最後に、フロアペダルボードの、マルチエフェクターとしてのみPOD HDを使用したい人のために、
アンプシミュレーターがついてないORお粗末な選択肢ごご紹介します。

TC Electronicのマルチエフェクター

こちら、「アンプシミュレーターは要らない」という方で、尚且つ「ハイゲインサウンドは使わない」という方であれば、非常にお勧めのメーカーです。

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Boss GT-10

ボスも頑張ってます。一応アンプシミュレーターとキャビシミュレーターが内臓されているようですが、大した設定はできなさそうです。
個人的にはボスの音は昔から使いづらくて手が出せません。チューナーのみボスのやつを使ってます。笑

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POD HD Proの代わりになる選択肢 2014

自分で音作りをするのが面倒になったら、POD HD Manのパッチセットをお試しください。